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よくわかる
パチスロ講座
6時間目
「パチスロの公平性を問う」

 
 第6回目は、ちょっと視点を変えてパチスロってホントに公平なギャンブルなの?
という問題について考えたいと思います。
 


 
 あなたは、一等の当選確率と当選金額が書かれていない宝くじを買うだろうか。
おそらく買わないと思う。現在のパチスロがまさにそれだと思う。
例えば、「吉宗の565から800まではほぼ当たらない」とか、「北斗は2チェのあと32Gはヤメちゃだめ」とか。毎日ホールに行く身としてはごく当たり前の事である。
しかし、初心者で今月からパチスロを始めた人にとっては全く分からない話である。「おじいさんでもおばあさんでも」というわけにはいかないのが現実だ。吉宗は確かに面白い。最高だ。大好きだ。しかし、公平性という部分では疑わざるをえない。
 
 
 毎日仕事帰りに8000円だけひと勝負というおじいさんがいたとしよう。で、この人が夕方193と565しか落ちていない吉宗のシマに毎日通っている。565Gから打ち始めて、8000円使って帰るとする。さて、このおじいさんは1ヶ月でいくら負けるだろうか?。
 考えたくも無い。。。はい。それです。
それが答え。
 
 そもそも公平ではないのである。知らぬもの、資金の乏しいものが剥ぎ取られて行く世界。今のパチスロはそんな世界である。これが良いか悪いかという議論はしない。現に4号機パチスロは本当に面白かったのだからそんなことはどっちでもいい。
 私が言いたいのは、メーカーもホールも、もっと情報を開示するべきである。「この台はこうすれば面白い」とか、「このへんまでは最低打とう」とか、もっと情報を出すべきなのである。それは雑誌の役目だと考えているようでは甘いと思う。
 
 ここ数年のパチスロユーザーの移り変わりを見てみると見事に今回のテーマを裏付ける結果となっている。まず、ホールの数自体は増えている。設置台数も増えている。「北斗」などは大ヒットし60万台を超える設置となった。一見業界自体が大きくなっているようだが実は違う。
 ユーザーが2極化しているのだ。ホールの入場者数は増えているが、内訳は同じ人が毎日通っているだけ。ホールの売り上げも上がっているが、内訳は単に大当たりまでの平均投資額が増えて現金が大量に動いているだけなのである。
つまり、いままではライトユーザーとヘビーユーザーが同居していたのだが、ここ数年、全体がヘビーユーザー化しており、より多くの金額を動かすようになっていたのである。
 では、ライトユーザーはどうなったのか?
もちろんパチスロから離れて行ってしまったのである。
それはそうだ、1日で20万も負けられる台について来られる人間のほうが凄いのである。
 
 
 先日ラスベガスでスロットマシンで遊ぶ機会があったのだが、これが実に公平に作られていた。だれがやってもみな同じ。どの台を打っても機械割は一緒。まぁゲーム性は単調で飽きてしまうのだが、当選金額がべらぼうなので射幸心については刺激されまくりである。
 日本でストック機全盛の時代にべガスに行くと、なんかしっくり来ない。ついゲーム数カウンターを探してしまう。(そんなものは付いていません) それほど私たちは知らないうちに技術介入を行っているのである。裏を返せばその時点でもう公平性は失われていると言える。
 
 今後5号機が主流になり、爆裂要素が少なくなると思われる。当局の狙いはそこにあるようだが、少しやり過ぎの感は否めない。個人的には大花火程度の刺激は残しておいて欲しいところなのだが。。。
 
 ただ、実際に導入され始めた5号機を打ち込んでみて、驚かされた事がある。
下手をすると4号機時代と同等の情報戦が必要になりそうなのだ。ボーナス確率はもとより、設定の判別要素など、知らずに打ち続けるとずっと損をしていく仕様の台が結構多い。
 これからはみんな公平に・・・なんて思っていた自分がばからしくなった。
法規は変わっても結局台を知らない人から巻き上げるという構図は変わらないようだ。(損する額こそ少なくはなったが。)
まあ、おかげでこのサイトの存在意義も大きくなるのでありがたい限りだが。。。
皆さんはどうお考えだろうか。
 
 


 
以上、「パチスロの公平性」でした。

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