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よくわかる
パチスロ講座

1■パチスロの歴史 
 後編「3から4号機」

< 3号機時代>
 平成2年、2号機の規則に修正が加えられた。ここからが3号機の時代となる。主な変更点は
●フルーツ集中の禁止
● 集中パンク確率を1/300以上に
●1ゲームの遊戯時間を4.1秒に
 
などで、今回の5号機規制と同じく射幸性の低下が目的であった。
しかし、蓋をあけてみればそんな大義名分とは裏腹に、3号機=裏モノといっても過言では無いような状況で、実に史上の95%は裏モノという有様だった。有名な物に「コンチネンタル4枚掛け打法」などがある。
 平成3年にはこれが問題となり、翌年よりいよいよ4号機時代に突入する。

代表機種 /リノ・ワイルドキャッツ・コンチネンタル3・ドリームセブン・ドリームセブンJr・ペガサス412・スーパープラネット・グレートハンター・アポロン など。
 
 
< 4号機時代>
 平成4年、時代は4号機へと移り変わる。今回の変更点は
●メーカー自主規制の撤廃
●JACゲームを6回から8回に
●リプレイの追加
●フラグ表示機能の搭載許可
●BB/RB以外のフラグ持ち越しの禁止
●期待値方式の採用
 
などで、一番分かりやすいところでは「リプレイ」機能の追加だろう。このリプレイがBB中のJACIN機能を兼ねていたことから、後に一大ブームとなる攻略法「リプレイハズシ」が誕生する。
 
 当初山佐の「ニューパルサー」が一世を風靡。20万台というパチスロ史上最大の設置台数を記録した。その後、ユニバーサル(現アルゼ)より「リプレイハズシ」で設定1でも勝てるという「クランキーコンドル」が発売され、パチスロ人気は頂点に達した。
 
 2000年に入ると、法律の「内規の見直し」により、BB一撃で600枚の獲得が出来る「大量獲得タイプ」や、従来の5ラインを7ライン入賞とすることでBB確率を大幅にアップさせるなど様々なゲーム性を持った機種が登場するようになる。
 
 そして、いよいよ4号機史上最大の問題を投げかけることとなるAT機とストック機の登場である。最初はスーパーBIGなどの名目でBB中の小役ゲーム中に3種類の15枚役を高確率で成立させ、ナビによって大量獲得させるなどという方法をよく使っていた。(ハイパーラッシュやディスクアップなど)これを通常時に採用し、12択という奇抜なアイデアで登場したのがサミーの「獣王」である。
保通協ではボーナス以外の出玉でここまでの破壊力を作れるとは想定しておらず、検定試験でも、このような目押しを考慮にいれた出玉は検定外だった。法的にも全く問題なく一撃万枚を実現してしまったのである。噂では「獣王」が検定を通過したときサミーの里見社長はガッツポーズをしたと聞く。それくらい偉大な出来事であった。
 
 もう一つATと人気を二分する「ストック機」の登場である。
成立したボーナスを一旦内部にストックし、通常リプレイの確率を上げ、制御でハズすという裏技(合法)でボーナスを揃えられない状態を維持し、規定の条件を満たすまで放出しないように設計したものが「ストック機」である。これにより、すさまじいハマリと連荘を演出出来るようになった。
 
 どちらも長い時間をかけて培われたアイデアとノウハウの結晶である。
しかし、出る杭は打たれてしまうもの。一撃万枚、時には2万枚の爆発なども巻き起こしてしまう4号機規制にお上も乗り出した。2004年7月から新法規「5号機」となり、波乱の4号機伝説は終焉する。
 
 出玉規制された5号機でもメーカーの努力によって、きっとまた僕たちに夢を見させてくれるはずだ。
 
代表機種 /ニューパルサー、クランキーコンドル、大花火、アステカ、ウルトラマン倶楽部、獣王、ミリオンゴッド、北斗の拳、吉宗 など。



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